第20回定例会のご案内(6/28)

≪防災企業連合 関西そなえ隊第20回定例会≫

■テーマ
被災地域における企業の生業復興
~阪神・淡路大震災における企業とコミュニティ再建の経験から
・大規模災害を通し、企業と地域との共存関係を考える
・被災地の生活再建のための生業復興の重要性

【概要】
神戸市長田区御蔵通5・6丁目地区は、戦前から栄えたケミカル産業、金属・機械産業による住商工混在地として市街化した地域でした。22年前の1995年1月17日5時46分、淡路島北部沖の明石海峡を震源とするM7.3の地震により、この地区も震度7の揺れで家屋や商店街を倒壊させました。また、大規模な火災が発生し、街は見る影もなくなりました。
この長田のまちの復旧復興に寄り添い、一人でも多くの住民が元の場所で暮らせるよう地域の復興に尽力された田中氏と宮定氏をお招きし、被災地域での生業復興と、そのために地域によりそい協働することの重要性について学びます。

■講師紹介
宮定 章(みやさだ あきら)氏
認定NPO法人 まち・コミュニケーション 代表理事
HP:http://park15.wakwak.com/~m-comi/
1975 年 西宮市生まれ
博士(工学)学位取得 神戸大学大学院 自然科学研究科
阪神・淡路大震災で、8割が焼失する被害を受けた神戸市長田区御蔵地区の「一人でも多くの人を元のまちに戻そう」と復興まちづくりを支援するまち・コミュニケーションのメ ンバーに参加し、住民参加のまちづくりのコーディネート。卒業後は、御蔵住民、学生を中心とした若者、全国の支援者の皆様に支えられて、東日本大震災の被災地で復興まちづくりの支援を中心に活動している。2003 年防災功労者内閣総理大臣賞受賞。

田中保三(たなかやすぞう)氏
株式会社兵庫商会 取締役会長
認定NPO法人 まち・コミュニケーション 理事
兵庫県自動車部品組合顧問
1940年 兵庫県武庫郡魚崎町生まれ
1995年1月17日阪神淡路大震災で全6党の社屋、倉庫、工場の内5棟と在庫商品、社用車などを焼失。会社の周囲には多数の犠牲者があり、いのちの尊さ、生かされていると悟る。後日、ボランティアの若者に「無財の七施」を教えられ人生観、価値観を変える。以来、ボランティアグループ「まち・コミュニケーション」と手を携えまちづくりに励む。

■プログラム
【第1部】
≪テーマ≫いま改めて長田での支援活動を振り返り、住民と寄り添う地域復興を考える
≪講師≫宮定章氏(認定NPO法人まち・コミュニケーション代表理事)
≪概要≫
震災直後、「元のまちに戻りたい」という住民の願いには強いものがありました。しかし避難所、そして仮設住宅への移動を経る中で、その強さを失っていきました。その土地を愛する人が戻ってこそ、被災した地域は活性化し復興への道を歩むことができます。なぜ被災地の地域コミュニティの再建が難しいのか、東北や熊本の事例とも合わせて検証します。

【第2部】
≪テーマ≫被災地における生業復興の重要性 ~地元企業再建の軌跡から
≪講師≫田中保三氏(株式会社兵庫商会 取締役会長)
≪概要≫
社屋に激烈な被害を受けながらも、全従業員の雇用を維持し、いち早く自立再生を果たした株式会社兵庫商会。そこには「自分たちのまちは自分たちで復興する」という強い想いがありました。大規模災害から地域を復興させるためには企業の再生が欠かせません。行政や制度に立ち向かいながら、地域住民が一人でも多く長田のまちに戻れるよう尽力された田中氏の経営哲学を披露いただきます。

【日時】
平成29(2017)年6月28日(水曜日)
◆定例会  18:00~20:00 (17:40~受付開始)
◆懇親会  20:00~

【会場】
リストランテ・コローナ
〒530-0003 大阪市北区堂島2-1-31 京阪堂島ビル1階   TEL 050-5798-1048
http://www.r-corona.com/
※定例会終了後、引き続き同会場にて懇親会となります。

【参加費】
◆定例会 関西そなえ隊隊員:1,000円/一般:2,000円 ※注1)
◆懇親会 一律 3,500円 ※注2)

※注1)ご希望者には当日、定例会、懇親会ともに、領収書をご用意いたします。
申込み時に参加形態(隊員・一般)と領収書の要否を添えてください。

※注2)懇親会の当日キャンセルにつきましてはキャンセル料が発生いたしますのでご了承頂きますようお願い申し上げます。

【参加方法】
定例会、懇親会ともに、事前申込制とさせていただきます。
定員:約50名(先着順)
以下のフォームからお申込みください。

【申し込みは締め切りました。】